若者の車離れって本当なの?

車のいない道路

若者の車離れが進んでいるという報道を耳にします。周りでも車を自分で買っている同世代の友人は少なく、実感はしています。とはいえ、「本当に若者の車離れは進んでいるのか?」と少し疑問もあったので、警察庁の発表をもとに免許取得者の推移とその内訳を見てみました。

統計を見てみて免許取得者の数を見てみると、なんと「運転免許保有者数の全体は依然として、若干であるが伸びている」という事実が! 具体的には7,990万人(H19)から8,044万人へと増加しています。「そんなのたくさんの人が免許を持っているの!」と驚きつつ、本題の若者の減少傾向の確認と全体としてなぜ増えている理由を考えてみました。

免許の種類とその内訳

第2種免許は、大型車では減少傾向であるが、中型、普通の合計でも減少の傾向が見られます。また、第1種免許を見てみると、中型・普通の合計のみ増加しています。その他の例えば、大型車、原付などは減少しているということです。つまり、他の減少をこの第1種免許の中型・普通の増加でまかなっている状況であります。

年齢別に見ると

H19年度からH20年度までで、34歳以下の免許取得者数はすべてマイナスになっていました。なので、若者の車ばなれは正しいといえます。

けれども、よくよく考えてみると車離れというよりは免許離れなんですよね。今自分が免許を持っていないとすると、車をいくら安くしたって、買おうと思ってから、仕事の後や休みの日に教習所に行って、数ヶ月後に要約乗れるようになるといった始末。買いたいと思っても、それを考えただけで辞めるでしょうね。

車を安くする前に、自動車教習所に通うためのローンを低金利で行うサービスをした方が、自動車メーカーにとっては大切なのかもしれません。ネットブックみたいに、車とセット販売にしても良いかもしれません。加えて、何十年と変わらない教習上のサービスの質も変えるべきでしょう。お客さまは正直です。あんな怠慢なサービスにあんな高いお金は払わないということです。

最後に「なぜ全体として増えたのか」についての考察を少し。高齢化が進み、高齢者ドライバーが増えていることが要因のようです。更新手続きが簡単なので、運転をしなくても免許を持ち続けている人多く、その人口が増加しているためと推測されます。実際、60歳以上の免許取得者数の前年度比が全てプラスとなっています。とりわけ女性の伸びが著しいので、団塊の世代の頃から女性も免許を取る人が増えたことが要因なのかもしれません。

「団塊世代の女性に新車を売るためにはどうしたらよいか?」その答えを考えることは面白そうですね。若者を追いかけるより、光は差すかもしれません。

資料:警察庁 運転免許統計

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